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肥満について

ちょっと大きいかな?と思ったら

近年、肥満は犬、猫ともに動物病院で多く見られるようになりました。
肥満とは体脂肪率が増加した状態のことで、理想体重より15%以上重い状態を指します。

肥満はさまざまな病気の原因になり、普段は症状が現れなくても、気づかないうちに健康に悪影響を与えている可能性があります。
糖尿病や骨格系疾患(関節の痛みなど)、心臓血管系疾患(高血圧など)、腫瘍(がんなど)のリスクを高めることになります。
肥満による悪影響を理解し、肥満対策をすることで、かわいい家族の健康管理に努めましょう。

ちょっと大きいかな?と思ったら…

こんな症状ありませんか?

  1. 1歳のときより体重が重くなった
  2. 人間と同じ物を食べている
  3. 正確な体重が分からない
  4. 毎日の食餌量を決めていない
  5. 歩きたがらなくなった
  6. 避妊・去勢をしている
  7. お腹の凹みや腰のくびれがない

肥満の要因

  1. 過食・・・高カロリーの食餌をたくさん食べるペットは、体重増加の傾向があります。
  2. 避妊・去勢・・・手術をした後は、体重増加の傾向があるといわれています。
  3. 運動量の減少・・・運動量が少ないペットは、身体が必要とするエネルギー量が減少し、太る傾向があります。
  4. 年齢・・・年齢を重ねるごとにペットの基礎代謝は下がり、必要とするエネルギー量も少なくなります。

肥満による悪影響

肥満が進行するとさまざまな病気にかかったり、悪化したりする可能性が高くなります。高齢になると特に危険です。
  1. 関節や靭帯の疾患
  2. 心臓病
  3. 糖尿病
  4. 腫瘍(がんなど)
  5. 抵抗力の低下
  6. 炎症状疾患の悪化
  7. 皮膚病 など

肥満対策について

おうちでできる肥満対策

  1. 1日の食餌量を決めて必ず守る
  2. おやつはなるべく与えないようにする
  3. 適度な運動をさせてあげる
  4. 定期的に体重をはかり管理する
  5. 減量中は1日の食餌量を3~4回に分ける

食餌の管理による対策

適切なダイエットフードによる、計画的な管理が必要です。
フードの内容や与え方については、獣医師にご相談ください。
肥満対策について
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